M.T
言葉は少し変えるだけで、まったく違うイメージができると子育て時代に
教えてくれた友人がいました。
私は、元来マイナス思考でしたし、そんな自分が変われるわけないと思っていました。
自分は苦しくてもちっとも構わないですが、子供の思考が、ネガティブだったり弱い心だったら困ると思い、その友人の考え方を真似てみることにしました。
まだ小さかった子供には、例えばコップに入った牛乳を自分で運んでいるときに「こぼさないで持って行ってね」を「上手に持って行ってね」と変えるだけで、上手に運んでいく自分が見えるというのです。「こぼさないでね」ではこぼしてお母さんに怒られているイメージが湧いてしまいこぼすのです。
要は否定語を使わないことです。
それが功を奏したのかは定かではありませんが、我が息子はポジティブです。ある意味ノーテンキかもしれませんが、生きる力は備わっています。
いつの間にか、私のネガティブ思考もどこかにいってしまいました。
組織の中にいてもこれは同じことだと思います。
「やっぱりできなかったね」を「できるようにがんばろうよ」
「だからいつも仕事が遅いのだよ」を「いつも仕事が早くできるように一緒に考えよう」
何だかできる気がしませんか?
「否定語禁止」ではなく「肯定語奨励」はいかがでしょうか。