準備

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N.K

 いろいろな事に興味を持つものの、あまり長続きしたことが無い私の趣味のひとつに、山登りがあります。

 友人に誘われ気乗りしないまま行ってみたところ、息は苦しく、リュックは重い。やはり初回で終わりにしようと、次の誘いを断る事を考えながら登っていました。

 呼吸もなかなかうまくできず、友人とのおしゃべりもなかなかはずまず。
途中何度か休憩をし、水分補給をしながらなんとか頂上へ。

 なんということでしょう・・・。
今まで見たことのない絶景の富士山が見えました。

 首から掛けている手ぬぐいも、着ているシャツも、パンツもびっしょり。
でも、気分爽快。
今まで何度か誘われて断っていたのが、もったいないと思えるほど。

 友人は若い頃からの趣味だと言い、「山は舐めちゃダメなんだ。」と日帰り登山にもかかわらず、装備の事も詳しく教えてくれました。

 リュック、ウェア、靴など、気乗りしない割には、今どきのグッズは機能性、デザイン性にも優れているので一通り準備をしました。その事もあって、充実した時間を過ごすことができたのだと、友人に感謝しました。

 その友人は、少しでも雨が降ると予報された日には、「残念だけど延期しよう。」と言います。

 今は、山での遭難に係る捜索費用は自腹です。そんな費用を子供に払わせるわけにはいかないので、準備を怠らす楽しんでいきたいです。

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