嫌なことを考えたら

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20160613

 愚痴や悪口は、言えば言うほど増殖してしまうものです。言い続けるうちに問題が解決したという経験は一度もありません。

 言っているうちに、問題が解決したり気分が晴れたりするのでしたら、飲みながら朝まででも言い合っていればいいのですが、残るは儚い感情だけです。

 この行為は生産性がゼロどころではありません。仕事上では明らかにマイナスになります。ですから私は社員の愚痴を真剣に聞かないようにしています。

 だいたい愚痴を言う人の多くは、自分自身を棚に上げて他人の欠点だけに焦点を当てる傾向があります。相手がダメなのではなく、自分とフィーリングが合わないだけなのです。

 愚痴を言いたいのならその本人に向かって直接言ってみたらいいのです。たぶん相手もそんなあなたに対して言いたいことはあるはずですから。

 人は時間に余裕があると、ついつい余計なことを空想してしまいがちです。いい空想でしたら結構なことですが、案外ろくなことしか思い浮かべていないものです。

 そして考え始めると止まらずに、不毛な時間を延々と過ごしてしまいます。つまらないことです。

 嫌なことが思い浮んだら思考を切り替えて、楽しいことか前向きなことに意識を持っていきたいものです。

 それが出来ないのなら、余計なことは考えずに済むよう忙しく過ごすことです。ジョギングなんて最高です。ジョギングで鬱を克服したという人がいましたが、効果はあると思います。

 精神状態がいいときに走りたくなるのではなくて、定期的に走っているときの精神と体のバランスがとてもいいのです。

 私も最近つまらないことを考えてしまう瞬間があります。あまり走っていないせいかもしれませんね。ああ、反省です。