4月になると多くの会社で人事異動が行なわれます。大石会計でもお世話になっている各社担当者の変更が随分ありました。
私も経験がありますが、大企業のサラリーマンには転勤はつきものです。中小企業者からみたら大変に思える転勤も、彼らにすればなければ困ったことになります。
転勤の効用にはいろいろありますが、ひとつは人がシャッフルされることによる組織の活性化ではないでしょうか。
人はなにごとにつけ最初が一番やる気に満ちていますから、環境を変えることは大切です。人事の異動がないと空気は淀み、次第にダラダラになってしまいがちです。
また嫌な人間関係も、どちらかの異動で解消されることは転勤の最大の効用です。長くても3年我慢すれば嵐は過ぎ去るのですから。
残念なことに中小企業の多くは転勤がありません。どんな経営者と出会うかで部下の人生は変わってしまいまから。合わない経営者の下で働く社員は気の毒なものです。
その意味では、中小企業で働き続ける社員にとっては、上司の実力より人格の方が気になるところです。
社員から、この人の下で働き続けたいと思われるよう、経営者は人格者でありたいものです。今日もまた反省は尽きません。