常に成長

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20160112

 私は社内で自分の弱いところ、出来ていないないところを話すことがあります。ただ表現があまり良くないらしくて社員の評判がいまひとつです。

 例えばこんな感じです。
「私に素晴らしい判断力と人格があったら、今頃こんなところで会計事務所なんてやっていません」
社員は自分の職場をバカにされているような気分になるのかもしれません。私も自分の会社ですからはそんなつもりはないのですが、伝わったものがすべてですね。

 この場合、私が言いたいのは、私も含めてみんな教養も人間力も大したことはないのだから真摯に学び続けようということなのです。表現力のなさを反省しなくてはいけませんね。

 会社で論語を学ぶのも、教育勅語を暗誦するのも自らの弱さや足りなさを自覚し、今日より成長して豊かな人生にしたいと思うからです。この年になって学問として論語を学んでいるわけではありません。

 自分はできる奴だと思い込んでいると他人をバカにしたくなるものです。上司は常に正しく、部下は常に未熟だという先入観も馬鹿げています。立場が上位者ほど、常に未完成を自覚する謙虚さが必要ではないでしょうか。

 だからといって聖人君子のような生き方を目指しているのでもありません。何の心がけもなく煩悩のまま生きていくことが良くないのです。時には羽目を外しながらも、堅苦しくない程度に成長していきたいです。まあ、いい塩梅ってことですね。