先日伺った会社の社長は、私たちが帰る際に会社の外まで出て見送ってくださいました。しかも、私たちの車が見えなくなるまで。
そんな社長の下で働く社員の方たちもみなさん気持ちのいい挨拶でした。まだ30歳代の若い社長で、会社には勢いがあります。
あるコンサルの方は、繁盛する飲食店に共通していることは、スタッフの声が大きいことだと言いました。分かる気がします。
会社の業績と挨拶には関係があるのでしょうか。直接的には分かりませんが、ほかの条件がまったく同じだとしたら、挨拶がいい会社の業績が良くなるに決まっています。
大石会計事でもこんなことがありました。かつて入居していたビルには会計事務所が3社入っていました。あるとき、そのビルの管理会社の方がお客様を紹介してくださいました。
どうして大石会計を選んでくださったのか聞くと、エレベータの中で会う大石会計の社員はみんな気持ち良く挨拶をしてくれるからだとのことでした。ありがたいことに、その後も何件もご紹介をいただいています。
私たちの仕事振りを直接知らなくても、社員の挨拶だけでお客様をご紹介いただけるのですからありがたいものです。
きっと、人は挨拶からその人の成熟さや人格を感じ取るのです。ですから挨拶は業績には影響するのです。
大石会計が行なう論語教室、教育勅語の暗唱、地域清掃活動などを、それが仕事とどう関係するのと言う人がいます。
たしかに直接的に収益には繋がりませんし、また繋げようと思ってもいません。しかし思っていなくても、間接的には繋がってしまうのだと思います。