夜も眠れないくらいに悩む……誰にもそんな経験はある筈です。もしかしたら、いま現在がまさにその悩みの最中だったりするのかもしれません。
それでは、これまでの人生で悩んで解決したことってあったでしょうか。悩んで悩んで悩み通して、それで解決できるのだとしたら、そりゃ悩むのがいいでしょう。
反対に、悩んだことや不安に思ったことが現実に起こってしまったことがどれだけあったでしょうか。ほとんど起こらなかった筈です。つまり人は、起こりもしないことに悩んだり、不安になったりしてしまうのです。
ならば悩むなと言いたいです。人は見えないものを怖れてしまうのです。子供がお化けを怖がるのと同じです。馬鹿げています。時間も無駄ですし、なにより自分自身へのダメージが計り知れません。
私も若いときに悩み苦しんだ経験があります。もちろん今でも悩むことはありますが、苦しんだりはしません。終わったことは仕方がないのです。多少の反省はしますが、後悔したところで始まりません。
「まあっ、いいか」「起こったことは仕方がない」なんて思う自分の性格が、適性検査をすると責任感が足りないと判定される所以なのでしょう。
たとえ取り返しのつかないような大きなミスをしたとしても、やってしまったことは元には戻りません。反省して謝るなり、善処するしかないのです。
過去は変えられません。ならば、忘れる、気にしない、諦める、それしかありません。また未来のことも分かりません。ならば、悩まない、怯えない、考えない。いまを生きるしかないのです。
あっそうそう、私の責任感が足りないのは経営者向きの性格なのだそうです。テーマは「まあっ、いいか」です。