少し早いのですが、大石会計事務所では来年の社内目標を決定しました。「お褒めの言葉3000」と題しまして、一年間で3000回以上「お褒めの言葉」をいただこう、という目標です。
実はいままでも、朝礼で「お褒めの言葉」を発表し社内で共有してきたのですが、現状では年間300回にも達しません。これを3000回にするのですから、少しくらい頑張っただけでは到底及ばない筈です。
普通にしていても褒められる社員と、普通にしていたのではまったく褒められない社員とがいます。会計事務所で褒められる社員といっても、税務会計の知識の豊富さについて褒められることなど滅多にありません。その人の行動や考え方を褒められるのです。
毎朝バカみたいに大きな声で「おはようございます」と玄関で挨拶する社員がいます。その社員はその大きな声だけで褒められてしまいます。
反対に、褒められない社員は知識のなさが原因ではありません。言動に褒めるところがないのです。気が利かない、元気がない、優しさが足りない……。つまり褒められようと思ったら、知識の習得以上に習慣を変えるしかないのです。
もちろん、お褒めの言葉だけでなくクレームも社内で共有しているのですが、社員を成長させるには小さな成功体験となるお褒めの言葉の方がより効果があります。
一人につき毎月10回以上外部の方からお褒めいただこうという目標は、普通の社員にとってはまったく不可能な目標です。お褒めいただくための行動をとり続けるしかありません。
褒められるために何かをするというのもどうかと思いますが、それで社員にいい習慣がつくのならそれもいいのではないでしょうか。社員にどんな変化が起こるのか、今から楽しみです。