みなさまの会社には、朝から浮かない顔で出社してくる社員はいませんか。困ったものですよね。貧乏神を背負っているようでこちらにも感染しそうです。
大石会計にもその傾向のある社員も多少はいます。採用時から明るく元気に振舞うことの大切さは伝えていますが、育った環境も人生観も違いますから誰もが同じようにはできません。
マイナス思考の人に「プラス思考になれ」と言ったところで、それでプラス思考になれたら苦労はありません。思考なんて変えられないのです。変えられたら誰だってとっくに変えています。
でも、思考は変えられなくても行動なら変えられると思いませんか。胸を張って、目線を上げて、口角を上げて、眉も吊り上げるのです。こうやって形を作ると精神状態がとても前向きになれるから不思議です。
元気だから行動や姿勢がよくなるのではありません。形がよくなると元気になれるのです。それを見た周囲の人も楽しい気持ちになりますから、本人は間違いなくツイている人生になってしまいます。
大石会計では、会社を大人の学校と位置づけています。そこは精神修養の場ではありませんし、本人の内面を変えることもしません。本人も変えて欲しいと思わないでしょう。しかし一旦職場に出たら形だけは意識してほしいのです。
朝礼で、視線は2メートル先の床、しかも全身の力が抜け切って頬も目尻も垂れ下がって放電中……こんな無防備な状態ではすぐに悪玉菌に感染してしまいます。
すべては形からです。形をよくすると免疫力が高まります。多少面倒くさい職場ですがその方がいいと私は信じています。