ギャラップ調査によると、仕事への熱意度調査における熱意のある社員の割合で、日本は6%で世界139か国中132位と最下位クラスです。アメリカの32%と比べても大幅に低く残念な結果です。(日経新聞2017年5月26日)
熱意どころか、周囲に不満をまき散らしている無気力な社員が24%、やる気のない社員が70%だと言うのです。いつから日本はそんな国なってしまったのでしょうか。
これは国としたら由々しき問題ですが、個人の立場では少しやる気を出せば簡単に競争に勝てるということにもなります。
努力家ばかりの社会でしたら、ちょっとやそっと頑張ったくらいでは優位なポジションにつけません。こんな日本だからこそ隣人よりも少し頑張るだけで差がつくのではないでしょうか。
いまの若者たちには夢が少ないのです。いい時代を経験していない彼らにとっては普通のことなのかもしれません。みんな過去の大人の責任ですね。
そんな若者を尻目に、年金問題についてお年寄りの口から「自分たちは逃げ切れる」なんて聞くととても残念な気持ちになります。被害者である若者たちは声をあげたほうがいいのです。
誰もがいずれは行く道ですから、お年寄りに優しい国家は理想なのですが、それには前提があります。未来のお年寄りにも優しいということです。それが将来を担う若者たちにとって不安のない国なのですから。
夢にはとても大きなエネルギーがあります。若者たちには他人任せにすることなく、夢を語り合い、自分たちの力で社会を変えてもらいたいものです。
今度の日曜日は衆議院議員選挙です。若者たちには、ブームに流されずに未来を託せる政党を選んで欲しいものです。