論語ってご存知ですか。2500年前に孔子が語ったことを弟子たちが記録した書物が論語です。当時の日本は弥生時代でまだ文字さえない時代でした。
次の言葉は論語の中でよく知られた名言ですから、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
- 四十にして惑わず
- 温故知新
- 切磋琢磨
- 過ちて改めざる、これ過ちという
- 巧言令色鮮(すく)なし仁
大石会計で論語塾を始めてから間もなく7年が経ちます。と言いましても、私が教えるのではありませんからご安心を。安岡定子先生が教えてくださいます。
安岡定子先生はメディアでも度々取り上げられますが、安岡正篤さんのお孫さんと言ったほうが分りやすいかもしれませんね。
安岡正篤さんは『平成』の元号の考案者で、昭和天皇がラジオで太平洋戦争終結を告げた玉音放送の原文を書かれた昭和の超大物です。
この7年間で論語に収録されている約500章句のすべてを2度学ぶことが出来ました。独学ですべてを学ぶことは困難ですが、安岡定子先生の『くにたち論語塾』は難しいことを易しく教えてくれます。
論語読みの論語知らずと言いますが、私も例外ではありません。分っていてもなかなか実践できないことが多いものです。出来そうで出来ないのですよね。だから2500年も読み続けられているのでしょう。
ちなみにですが、論語の中で私が一番厳しいと思っている章句を紹介します。
後生(こうせい)畏(おそ)るべし 焉(いずく)んぞ来者の今に如(し)かざるを知らんや。四十五十にして聞こゆること無くんば、斯(それ)また畏るるに足らざるのみ
(若者を侮ってはならない。彼らには君たちよりも優秀になる可能性があるからだ。しかし40歳や50歳になっても名声を得られないとするならば、もはや見込みはない)