つくばマラソン

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 大石会計の年間主要イベントのひとつはマラソン大会です。今年も『つくばマラソン』(11月25日)に30名弱の社員が参加します。

 大石会計のマラソンの歴史は、12年前に3人の社員がフルマラソンに挑戦したのがはじまりです。

 一所懸命トレーニングして参加したA君。ロクな練習もせずにレース当日新品のシューズをおろしたB君。仕事では社内評価が低いC君も練習せずに参加。B君とC君は、何キロで脱落するのかが社内で賭けの対象になりました。

 ところが、A君は13キロ地点でリタイア。B君とC君は同僚たちの期待を裏切って制限時間ぎりぎりながら完走したのです。

 その結果を知った他の社員たちには思わぬ反応がありました。「オレたちにも出来る」となったのです。みんな、並の人にフルマラソンなんて完走できないと思っていたのです。

 社内評価がいつも低かったC君は、「やる時にはやるな」と株価が急上昇したものです。翌年から参加者が増え、今では3分の2の社員が参加するまでのイベントになりました。

 皆さまはフルマラソンの完走率をご存知ですか。一般の方のイメージをはるかに超える高さです。今年の東京マラソンの完走率は96.3%でした。つまり、健康でやる気のある人でしたら誰もが完走できるのです。

 確かにマラソンは苦しい戦いです。苦しいことそのものに価値はありませんが、時に苦しさをも受け入れる姿勢には価値があります。

 それはマラソンでなくてもいいのです。仕事、勉強、スポーツ、介護…苦しさの向こう側にこそ人生の意味がある気がします。『苦中楽あり』(安岡正篤師)なのです。