先月のつくばマラソンで42キロを走った直後に血尿を経験しました。小心者の私は、正直言って少し怖気づきました。
その瞬間思い浮かんだのは、小学生のときに田舎の公民館で見た映画『君は海を見たか』でした。その設定は、小児ガンに侵された子供に、血尿が出たら最悪の結末というものでした。
当時のことですからガンは患者に告知されません。ラストシーンは、「ねえねえお父さん見て、きれいだよ。真っ赤なオシッコが出たよ」…。
すぐにビビリながらもスマホで、『マラソン 血尿』と検索。激しい運動をした直後の血尿は珍しいことではないとの情報にまずは安心。
それにしても20回もフルマラソンを経験しているのに初めての出来事でした。日ごろから自分は健康体だと思っているので、たまに身体に異変が生じるとうろたえてしまいます。
思い返せば、モンドール病、一過性全健忘症、耳介血腫などあまり聞き慣れない病気に罹ったことがあります。
病名がおどろしいので聞いた瞬間はビックリしますが、どれも大した病気ではありません。こんなレアな病気よりもガンや脳梗塞になる確率の方がはるかに高いのに、運のいい男だと思います。
過ぎたるは猶及ばざるが如し…健康のための運動も、やり過ぎは良くありません。私も来年は還暦です。無理はほどほどに、あと10年は健康で頑張りたいものです。