大石会計でも2020年春卒業生の採用活動がはじまりました。昨年までは一定数の応募者がありましたが、今年はまだ分りません。
学生にとりましては長い就職氷河期が終わり、近年にないフォローの風が吹く中での就職活動です。選ばれる立場から選べる立場へと変わりました。
人生には運とか不運はつきものです。生まれた年で入社できる会社のレベルが違ってきます。どのような判断を下すのか、人生における大きな分かれ道ですね。
その判断する際には、今以上に売り手市場だった30年前のバブル世代が、立派な会社に就職した結果どのようになったのか、参考までに調べるのもいいでしょう。
学生時代は、これが一生のうちで一番忙しい時代で、卒業さえすれば、後はもっと暇になるだろうくらいに考える人もいます。あにはからんや、世の中へ出てみると、忙しさの種類が違うのです。
どう考えたって、学生時代には時間があるのです。一旦世間に出たらその忙しさは学生時代の比ではありません。
さらに忙しさは年とともに、組織内での責任が重くなるとともに加わってきます。平日の就業後に、友人と会って交友を深めるとか、趣味に打ち込むとか、次第に出来なくなります。
就職してから税理士試験の勉強をやればいいと考える学生がいますが、働きながらの勉強は予想以上に困難なものです。
就職までの一年の過ごし方は大切です。若者らしく大いに楽しんでください。就職予定の業界で役に立つ基礎的な勉強もするといいでしょう。この一年を有意義に過ごしてもらいたいものです。