佐々木
今、ニュースは新型コロナウイルス拡大の話題で持ちきりです。
その道の専門家が神妙な顔つきで色々言って、国内感染が確認されるたびニュース速報のテロップが流れてきます。
2003年にSARSウィルスが発生した時も結構な大騒ぎで、電車の中でせき込む人が居ると周りの人が一斉に背を向けてそれは異様な光景でした。
おかげさまで私はウィルスも寄り付かず元気にしておりますが、毎度こういったことが起きるたびに、自分だけは大丈夫、絶対死なないという根拠のない自信に囚われています。
大震災の時も、実家は福島ですが目立った被害はなかったためか、あの惨状がどこか非現実の世界にすら思えることがあります。所詮他人事でよく分かってないのでしょうか。
果たしてこのままふわっと一生を終えて幸せなのだろうかといつも考えます。痛みは分かち合わなければ癒えることはありませんし、自分だけ安全なところに居る神経の太さもありません。
どれだけ恵まれて生きているのか、改めて思いを致し自分の役割なりとも考えていきたいです。