高村
私は税務会計とは別に、行政書士部門も担当しています。主な業務は許認可の申請ですが、弊社のクライアントは建設業が多いため、建設業許可関連の仕事が多いです。公共工事の入札に関する手続きもしばしば行っています。
建設業関連の仕事ばかりで私も忘れがちですが、公共団体からの仕事というのは何も工事に限ったものではありません。工事以外の委託業務、物品の納入なども当然あり、これらも入札によって業者が選定されているのです。
委託業務は主に、保守、管理、清掃、調査などで、物品はいわずもがな、非常に多岐にわたります。ちょっと書ききれません。
建設工事の入札をするには、建設業許可の取得、決算報告、経営分析、経営事項審査、そして最後に入札資格申請と、いくつもの手続きが必要で、非常に手間がかかります。
それに対して工事以外の仕事、物品買入れ等競争入札といいますが、こちらの手続きは入札参加資格の申請のみです。工事と比べると格段に楽です。都道府県や市区町村、公益財団法人や行政法人など、入札したい団体ごとに申請する必要はありますがそれは工事の場合も同じで、また許認可が必要な仕事の場合はその許認可も必要になります。
用意するものと言ったら電子認証カードと登記事項証明書くらいでしょうか。掛かる手間もコストもかなり少なく済みます。営業も不要ですし、あとは入札に勝つだけです。
地域と業務内容によってはほとんど入札に参加する業者がおらず、独占状態のケースがあったり、入札資格のない業者に役所側から依頼せざるを得ないというケースもあります。
そんなわけで、公共工事の入札に是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。もちろん入札申請の仕方がわからない場合はお手伝いいたしますので、お声がけください!