自分像と他人像

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占部

 現在、大石会計はあるコンサルティングの会社と契約をしており、各部署において様々な研修や指導をしていただいております。

 その中の一つに中堅社員向けの研修があるのですが、私はそこでコンサルタントの方から直接研修を受ける機会がありました。その研修を受けている中で様々な気付きがあったので今回はそのことについて書かせていただこうと思います。

 研修プログラムの一部に、自他共に認める自分自身の弱点を見つけ出し、自分が納得感を持った上でその弱点を克服するための先生になるというものがあります。

 先生になるということはどういうことかというと、その弱点を克服するためにはどういったマインドでいるべきか、どういった振る舞いをすべきか、その手段や方法を人に教えられるようになるということです。

 人に教えられるようになるためには自分自身が方法を学び、理解をし、それを言葉で説明できるようにならなければいけないということです。

 この研修は4人のグループで行っているのですが、まずは自分を含めた4人全員の良いところと悪いところを最低20個書き出します。書き出したものをメンバーに渡し、メンバーからも書き出したものを受け取り、内容についてディスカッションをしていきます。

 この時に面白いなと感じたのは、自分自身が弱点だと思っていることでも、人から(周りから)見るとそれは大した弱点ではないという意見になることが少なくないということです。逆に自分自身が得意と思っていたり、自信があることに関しても、人から見るとそれは大した長所ではなかったりもします。

 自分が思う「自分像」と人から見える「他人像」は一致する部分が多いと思い込んでいたのですが、そうではありませんでした。私達は、家族や友人、お客様や会社の仲間など自分以外の人と関わらずに生きていくことはまずないと思います。

 そのため、この他人像がどれほど大事かはすぐに分かります。良い考えや良い行いをしていたとしても、それが周りに伝わらなければ意味のないものになってしまうということです。

 そうなると他人像の見え方が良ければ自分像はどうでもいいという考え方も出てくるかもしれません。しかし、そういうことではないと私は思っています。

 自分の中にある信念が正しくないものであればそれは必ず他人像にも現れると考えています。自分像を磨き続けた結果、他人像が磨かれていくというのが一番良い流れだと思います。

 自分自身が今関わらせていただいている人達を思い出してみると素晴らしい他人像の人が多くいます。今までもその人達の振る舞いや考え方を参考にしたりしてきましたが、これからはもっともっと意識してその人達を観察してみようと今回の研修を通じて感じました。

 ゴールはないのかもしれませんが少しずつ進んでいきたいと思います。

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