山田
先日の論語塾で安岡先生に教えていただいた章句『剛毅木訥仁に近し』。
・ 剛 … 意志が強い
・ 毅 … 物事に動じない
・ 木 … うわべを飾らない
・ 訥 … 言葉がなめらかに出ない
・ 仁 … 仁徳を備えた人
強い意志をもち、くじけることがなく、無口で飾り気のないこと。
私はこの章句を聞くたびに父を思い浮かべます。
私の父は、物静かで口数が少ないですが気難しいわけではなく、家族のために一所懸命に働いて、決めたことはやり抜く強い意志があります。父のような人が剛毅木訥仁に近しというのだろうと私はいつも思っています。
父は35歳のとき新卒入社した大企業を辞めて、工務店で修行し独立しました。工務店時代は先輩職人さんたちから厳しい指導を受けながらも、心折れることなく技術を学んだそうです。
個人でリフォーム業を営む父は現在65歳。先日実家に訪れると、父が電気工事士の資格取得のため参考書を広げて勉強しているではありませんか。
業務範囲を拡大し受ける仕事を増やしていきたいとのこと。頑張って勉強している父の姿を見て、私も負けてられないと感銘を受けました。
敬老の日(9月21日)は、いつも子供のお守をしてもらっているので、感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ろうと思います。