吉野
年初に読んだ本がありました、また最近読み返しています。
本は同じ言葉、同じ文章でも初めてと二回では感じるものが違うので不思議だと思います。
その本は「フォロワーシップ」について分かり易く、かつ具体的に書いてありました。「リーダーシップ」はよく聞くことがありイメージしやすいと思いますが「フォロワーシップ」は聞いたことが無い方もおられると思います。
リーダーシップとフォロワーシップは相反するものではなく、二つが揃うことで大きな相乗効果が生まれるもので組織(社会や会社)を動かすため両輪の関係です。
リーダーの役割は「ビジョンや組織の方向性を示し、決定を行う」、フォロワーの役割は「リーダーが示したものを具体的な行動計画を立て、実行、実践していく」。リーダーは意思決定、フォロワーは提言を行う(良い意味で健全に批判)とありました。
組織が出す結果(成果含む)のリーダーが及ぼす影響力は10%~20%に対し、メンバー(フォロワー)が及ぼす影響力は80%~90%とのことで、リーダーシップとフォロワーシップの影響力には大きな差があります。
昭和、平成とリーダーの存在と頑張りで何とか形になってきたものが、今は違うようです。変化に順応することはもちろん大切なことですが、リーダーあってのフォロワー、フォロワーあってのリーダー、経営にとっては両方が大切であり、どちらも蔑ろにできないものだと改めて理解しました。
そしてフォロワーの種類も、模範的、順応型、消極的、実務的等々あるそうです。
環境変化が激しい昨今では、リーダーシップだけでは限界があることを理解しつつ、チーム全員が主体的に考え、動くことが重要かつ必要不可欠であると思います。
大石会計「未来経営」部門と一緒にいろいろなことを考え、実践していきませんか。