50代の転職

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桑辺

 26年勤めていた事務所を退職することになり、新たに今年の7月から大石会計にお世話になることになりました。

 大人になるとそうそう環境が変わることもないなか、30年ぶりの電車通勤、少人数の事務所から50名を超える大所帯の事務所と180度違う環境に、家族や友人、顧問先の社長様たちにご心配の声を頂戴いたしました。

 3か月の試用期間も無事に終了いたしました。事務所の職員に助けてもらいながらではありますが、なんとか。

 元来緊張もあまりしない方で、身体も丈夫なので(これは両親に感謝なのです。)、体調を崩すんじゃないかというご心配もいただいて、ありがたく思うばかりの日々です。私の子供よりも若い職員から、色々教えてもらうことも多く、日々新鮮、勉強になることばかりです。

 昭和、平成、令和と時代は変わってゆくのも自然の流れ。年長者から教わることが多かった今までの人生ですが、気が付くと己が年長者となっている今、若い方々にその流れのように経験や知識、良き昭和をお伝えすることができたら、それも私のこれからに繋がるのではないかと楽しくてしかたありません。

 仕事もそれ以外も楽しくなくてはつまらないと考えています。自分自身を大切にすることにより、相手も大切にすることができるような気がしておりまして、そこから小さな力ではありますが、いくつかのその小さな力が集まった時には大きな力になってゆくのではないかなと思っています。

 楽しいばかりではないし、苦しいことも多いと嘆くこともあるかと思いますが、楽しくても一日、苦しいと嘆いても一日と思うと、楽しい一日を自分で選ぶことで、お隣の席の仲間、同じ部署の仲間、会社全体、お客様に伝染していくといいなと思っています。

 自分の考え方に固執して、人様の意見を聞けなくなってしまうこともしばしば出てくるお年頃でして、なぜこの年齢で転職することなったのかなあと思うと、それも必然だったのではないかと思っています。

 霊的なことはなにも感じないのですが、ご縁というのはあるような気がしています。なんでもなければ出会うこともなかった方に出会うことも、今回大石会計にお世話になることになったのも、もちろん前職で26年間お世話になった方々にも、そもそもこの業界に入ることになったことにもです。

 何年間か勤めて、転職することも多くなった今の時代ではありますが、終身雇用があたりまえだった時代の人間にすると転職は、職場が変わったというだけでなく、ちょっと違う世界へ踏み出したような気分です。

 私が子供の頃は50代の女性は随分大人で落ち着いた雰囲気を醸し出しているように思えていましたが、なかなかその域には達していないのが現状です。/p>

 まだまだ勉強することも多く、今までお世話になった方々に恩返しもできていないので、心身ともに健康を維持しながら新しい世界で楽しんでいこうと思っています。

 人生初のコラムでした。新参者ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 では、日課のウォーキングに行ってきます。 

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