はじめまして。2022年9月に入社しました成瀬 直紀と申します。
前職と同業種ですが事務所の規模や業務内容等、環境が大きく変化し、日々四苦八苦しながら、大石会計事務所の皆様方に優しく指導して(時には弄られ)いただけるおかげで多くの事を学べる濃密な日々を過ごしています。
このコラムが掲載される時点では、試用期間2ヵ月半が過ぎた頃となりますが入社後2ヵ月もたたないうちに「まだ試用期間だった?」といわれることがあり、緊張しやすい私でも馴染めてきたと実感しました。同時に親身に迎えてくれた事務所の皆さんに感謝しております。
さて、入所してから今までを振り返ってみて印象的な出来事は幾つもありますが、今回は大石会計事務所の採用面接時のことについて書かせていただきたいと思います。
事務所のHPを見たり、面接の際には、大石会計事務所では全体での目的意識を共有し、所員一丸となり一つの方向に舵を切って進んでいきたいという考えを感じました。にもかかわらず面接時に「このことに対してあなたはどういうお考えですか」と質問された際にはまるで意図的に逆張りをしたかの如く幾度も意見が食い違ったため、面接中の時点で「あっこれはまずいかな」と感じていました。
しかしながら、このコラムを書いていることから当然ですが、私の予想に反して内定、そして入社となりました。面接であれだけ意見が合わなかったのにと、不思議に思いながら事務所に入社しました。
入社してから、一つの考えが浮かんできました。それは、事務所として多くの意見に触れる中でその差異を尊重するだけでなく、積極的に事務所内の新たな価値観として拡げていきたいということ。また、考えを受け入れるだけでなく事務所内の方針がどういう考えで行われているかを所員一人一人に共有し、そのうえで同じ事務所の一員として共有意識をもって取組んで欲しいという考えです。それは、中堅、若手、社歴を問わずです。
私自身価値観の多様性を受け入れることは重要だと言葉では理解しつつも、無意識に自己の中で固定化された考えに囚われていたことが多々あります。答えのないものであったり、過去正しいと思われていたものが現在では別の答えとなったりと、何事も絶対的、不変的な答えはないのかもしれません。しかし違う価値観を認識するなかで新たな可能性という道が拡がっていくと思います。
ゆえにこそ、多様な考え方を受け入れられるよう、また他者に対して新たな価値観を拡げられるような存在になれればと思います。
稚拙な文章ですが最後までお読みいただきありがとうございます。
今年も残すところ一ヵ月となりました。心残りのない年越しが迎えられますよう、やり残した事がないか気にかけつつ、体調にも気を付けてお過ごしください。