Y.S
国立では桜のつぼみが開き、春の訪れを告げてくれました。
春は、想い出深い季節であり、さらに大切な場面で桜が彩を添えてくれます。
日本では、二十四節気により季節の移ろいが表現され、古来より風習や習わしがありますが、それぞれ大切な思いが込められているそうです。
その季節の行事を味わいながら、一年の過ぎゆく早さを感じております。
二十四節気では、3月中旬から4月初旬は春分とされ、今年も春分の日が過ぎました。春分の日は、お彼岸のお中日にあたりますが、日頃からお守り下さっているご先祖様への感謝を込めて供養をさせていただく時期です。
また、自身の行いを省みることも大切な時とされています。
今年のお中日も菩提寺では、お斎が振舞われました。
一人一人のお膳に精進料理が盛り付けられ、今は亡き祖母といただいたことを懐かしく思います。
あれから長い月日が経過しましたが、人生は長い様であり、儚いものなのかもしれません。人生の目標を山登りに例えて、今自身が居る場所は何合目であるのでしょうか。
時々立ち止まり、考えることも必要なのかもしれません。
数々の出会いとご縁により、今があることに感謝をし、新年度も日々真剣に励んで参りたいと思います。
寒さ暑さも彼岸までと言われておりますが、花冷えの季節でもありますので皆様、御身体にはくれぐれもご自愛下さい。