K.K
転職して間もなく、未経験ながら日々過ごしていた時です。
それなりの年齢でしたが、全くの他業種からの転職でしたので、新人としてできる事は雑務でも何でもやる意気込みでした。新しい業務ばかりで、そもそも何をしているのかもちゃんと把握できないような状況下で目の前に積まれていく仕事をこなし、帰宅後は勉強をする毎日でした。
数か月経ったある日、とある先輩からかなりの手厳しいお言葉を頂きました。この人はどうしてこんな事を言うんだろうと、まさに青天の霹靂でした。毎日必死に仕事をし、帰宅後は課題をこなし自分なりに頑張っているのに何が気に食わないのか、ショックで涙が止まりませんでした。
いま振り返れば独りよがりなところもあったのでしょうが、どうしていいか分からず、本当に辛く、鬱屈としていました。
かろうじて仕事には来ていましたが、朝から「どうしたの?」と心配されるほど、暗い顔をしていたようです。
そんなある日、仲の良い同僚に言われたのです。
「いつまでそうしているんですか。何か辛いことがあったのは察しますが、毎日暗い顔で会社に来て、はじめは同情してましたけど、だんだんイライラしてきました。元気出してくださいよ」
ガツンときました。たしかに私にとっては辛い事でも、周りには関係のない事です。
いつまでも暗い顔をしている自分の姿が年若い同僚にどう映っているのかを知り、本当に恥ずかしく、反省をしました。
仲が良いからこその厳しい言葉ですが、社会人として、どう振る舞うのが大人なのかを教えてもらえた言葉でした。自分の機嫌は自分でとる!心配されるより心配する立場になりましょう。
日々、さまざまな事があり、楽しい時も辛い時もあります。辛い時は、耳に痛くもあり、有難い「いつまでそうしているんですか」を気分切替スイッチにしております。