K
最近「ツァイガルニク効果」という言葉を知りました。
ツァイガルニク効果とは、「未完了のことは完了されたことよりも緊張感が持続しやすく、記憶に残りやすい現象」、簡単に言うと「続きが気になる現象」のことです。
「続きはCMの後で」「続きはWebで」「●●で検索」などは、この効果を利用したものとして良く知られています。
この心理的効果を使って下記のようなことをすると、仕事効率がアップするとのことなので、試してみようと思いました。
・あえてキリが悪いところで終わらせる
・仕事を頼まれたら、その日のうちに「ちょっとだけ」でも着手しておく
・業務終了時に明日の仕事の資料を「ちょっとだけ」見てから帰宅する
「ちょっとだけやってみる」と
・あやふやな事柄や疑問を、本格的に取り掛かる前に依頼者に確認して解消しておくことができる
・必要な情報やデータが手元にないことがわかったら、調べておいたり、誰かに依頼することができる
・少しでも手をつけてみると、その仕事の内容に興味が湧き、関連した情報が目に入りやすくなる
など時間を無駄にしない副産物もあります。
ところが実際に試してみると、「区切りの良いところまで終わらせたい」という今までの習慣的な気持ちが強く、「ちょっとだけ」が難しいということがわかりました。
なかなか「ツァイガルニク効果」の恩恵にあやかれていないのですが、簡単な心理学を仕事や生活全般に少しずつ取り入れられたら、新しい可能性が見つかりそうな気がしました。毎月何か1つずつ実験してみたいと思います。