K.K

　子どもの頃、親や大人から「はやく片付けしておきなさい」「宿題やったの？」「将来の為に勉強をしなさい」と誰しも一度は言われた事があるかと思います。

　素直に返事はしましたか？「あとで」「いまやってるよ！」「わかってるよ～（うるさいなぁ）」と可愛くない返事をしていませんでしょうか。
子どもから大人になる、必ず通る過程での経験値からのアドバイスですが、なぜ素直に聞けないのでしょうか。

　アドバイスをくれた大人たちと同じ年齢や立場になってようやく、「あぁ～もっと勉強しておけばよかった～」「なんで素直に聞けなかったんだろう」そんな後悔もあります。それは社会人になっても変わらないのではないでしょうか。

　先輩や上司からの注意やアドバイスをどれだけ素直に受け止めることができていますか？いつまでも新人ではいられません。後輩ができ、部下ができ、社会的な立場が出来上がってきます。
その時ようやく、新人のころに注意を受けたことが響いてきて、先輩方に感謝の気持ちが生まれるのです。

　昨今は事あるごとにハラスメントだなんだと騒がれますが、将来のあなたを想っての厳しさもありませんか？
まずは一旦、素直に受け止めて、良いと思うことは継承し、良くないと思うことは次の世代に行わなければいいだけです。
5年後、10年後の自分がどうなるかは、現状をどのように素直に受けとめるかが大切だと思います。