新紙幣

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K.H

 20年ぶりとなる新紙幣が7月3日に発行されました。皆さんは既に手にされたでしょうか?なかでも1万円札の肖像は1984年に福沢諭吉が登場して以来、実に40年ぶりの変更のため、メディアでも話題になりました。

 40年前の私はまだ学生であり、1万円札の肖像が変更されたという記憶があまりありません。1万円札を手にするのは年に一度お年玉をもらう時くらいであり、自分にとって決して身近なものではなかったせいでしょうか。

 「1万円札」というと聖徳太子の印象が未だに強く、厳めしい肖像画やどこか薄暗い感のあるお札の色合いなど、聖徳太子版の1万円札は何かしら軽々に扱ってはいけない大切なものであるという雰囲気を纏っており、お正月が明けるとすぐに銀行へ預けに行ったものです。

 手元にある福沢諭吉版の1万円札を改めて見直してみましたが、聖徳太子に負けず劣らずそれなりに威厳もあるが、40年前とくらべるとその貨幣としての価値は随分と変化したものだと思いました。

 識者によると、大量に流通するお札としては今回が最後になるかもしれないとのこと。キャッシュレス化が進み、「若者」を中心に現金に触れる機会が減ってきており、その流れは今後も加速に向かっているようです。

 かく言う私も世の中の流れに取り残されることの無きようスマホ決裁を試みています。スーパーのレジで後ろに他のお客さんがいない時を見計いながら…。

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