K.K
10月27日に第50回衆議院選挙が行われました。
総務省によりますと、今回の衆議院選挙の小選挙区での投票率は53.85%でした。3年前の前回衆院選の55.93%を2.08ポイント下回り、戦後3番目の低さとなりました。
20代の投票率が最も低く、総務省の調査では、前回の2021年の第49回衆院選で20代の投票率は36.50%と、年代別で最低となり、最高は60代の71.38%で20代のほぼ2倍に達します。10代は43.23%で、20代に続いて低いそうです。
私も20代の頃は今のように積極的に投票には行っておらず、なんだかあまりよく分からないし行ってもなにも変わらない、難しいことはもっと責任のある世代にお任せしよう、くらいの感覚でした。
しかしある時、投票に行かず他の人に決定権を委ねるのは無責任なことであると気付かされました。
日本で選挙が始まった明治23年(1890年)、投票資格を持っていたのは 「満25歳以上の、直接国税を15円以上納める男子」に限られていました。その数は、全国の人口のたった1%です。
しかし、一部の人たちだけが国のあり方を決めるはおかしい、という運動が広がり、大正14年(1925年)には満25歳以上のすべての男子が、また昭和20年(1945年)には、ついに女性の政治参加も認められ、満20歳以上のすべての国民が選挙権をもつことになりました。
いまでは18歳以上から参加ができる選挙ですが、このように選挙権を勝ち取ってきた歴史があります。
毎回投票には悩みますし、消極的判断も多いですが、財産や性別にかかわらず平等に政治に参加できる選挙にいくことをお勧めしたいです。