言葉

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K.K

 弊所にて毎月開催している論語教室にて、先生がこんなことをおっしゃいました。
「桜は咲くと表現するが、梅はほころぶと表現する」と。

 「ほころぶ」という言葉から、梅の花弁が緩く広がっていく情景をありありと脳裏に浮かべることができ、言葉の言語感1つでこんなにも与える印象が変わるものかと驚きました。

 思えば私は、“言語”や“言葉遣い”に関心を寄せていなかったと反省すると同時に、「“言葉遣い“で相手に与える印象が変わる」という、良い意味で太古の昔より使い古されている助言の意味を、本当の意味で身をもって理解したような気になりました。

 くしくも私は税理士事務所に所属する身。税法といった法律の基、仕事をしています。
「2か月を経過する」と「2か月を経過した」で意味が変わってくるような特殊な言語(法律)を扱う仕事であることを改めて肝に銘じ、お客様・同僚との会話の中でも「言葉遣い」により一層の関心を持とう思いました。