松島
学生の頃の就職活動中、「自分は何がしたいのだろう」「何になりたいんだとう」と答えが見つからないまま活動をしていましたが、漠然と「人と接する仕事がしたい、何か人にアドバイスが出来る仕事をしたい」と考えていました。
その後、生涯を通じて勉強ができる資格を取ろうと思い社会保険労務士という資格を取得しました。勉強をしていた時はひたすら知識を詰め込むだけで、果たしてこの資格を取得したら実際はどんな仕事をするのか、想像がつきませんでした。
資格を取得して実際に働いてみると、知識だけではお客様の抱えていらっしゃる問題を解決できないこと、資格に対するお客様の期待が高いことを実感し、資格をもって仕事をすることの重さを感じました。
先日、久しぶりに大学の友人と会い、お互いの現在の状況を報告し合いました。その中で、自分が社会保険労務士として働いていること、日々の仕事のことを話すと、友人2人が口を揃えて、「天職だね!!」と言葉をかけてくれました。
その「天職」という言葉にハッとしました。就職活動中、「天職につける人はほんのわずかなのではないか、天職に付けたら理想だな」と思っていましたが、自分が今、その天職につけているとは、全く気付いていませんでした。
友人からの一言で私は自分の仕事を見つめ直し、今の仕事が好きであることを実感しました。
それと同時に今まで天職というのは、その仕事が大好きで毎日楽しく仕事ができる職だと考えていましたが、いざ、自分が天職に就いていると言われてみると、天職といえども、やはり仕事は仕事。
楽しいことばかりではなく、時には心が折れそうな時もあるし、またプレッシャーに打ちひしがれそうになることもあることを感じました。しかしそれを乗り越えた時の達成感、達成感を味わうことでさらに仕事が好きになる、自分が選んだ仕事にやりがいと生きがいをもって臨むことができる、これが天職なんだと改めて考えさせられました。
今回、私にとっての天職を教えてくれた友人に感謝です。