髙津
子供がコップにジュースを注ごうとしているとき、どんな言葉をかけますか?
『こぼさないでね!』すごく当たり前の声掛けのように思えます。ただし、この言葉をまっすぐに受け止めた子供はどんなイメージをするのでしょうか。”こぼさない” → “こぼすことをしない” → “こぼすことはいけない” → “こぼす”
結果、こぼすのです。それではどういう声掛けが良いイメージとなるでしょうか。『上手につごうね!』結果、上手に注ぐイメージ通りコップのちょうどよいところまでジュースを注ぐことができます。
違いは、否定語です。『勉強しないと試験で良い点がとれないよ!』→『勉強したら試験で良い点がとれるよ!』後者で言ってくれたら、少しでも良いイメージが湧いて勉強に熱が入るかもしれません。
会社の中でも一緒です。
- 早くやらないと期日まで間に合わないよ! → 早くやれば期日に間に合うよ!
- みんなが決まりを守ってくれないからうまくいかないんだよ → みんなが決まりを守ればうまくいくんだよ
- 時間通りに集まらないから会議がはじめられないよ!→ 時間通りに集まって会議をはじめよう!
- 君の仕事が遅いと僕は困ってしまう → 君の仕事が早ければ、僕は嬉しいよ!
肯定的な言い方をするだけで受ける側の気持ちもイメージもガラッと変わると思います。
「気持ちの良い言葉」が大好きです。