太田
最近はよく故郷について考えます。というのも約3ヶ月ほど帰れていなかったからですが、ついこの間家の事情で帰りました。街を見てみると新しい建物が色々と作られ、10年前見ていた景色とは大分変わったように見えました。
24時間営業のジムや大型の本屋など、東京周辺の都市のような様相を逞してきました。それだけ人口が増え、栄えているのでしょう。しかし『知っていた』故郷の面影が徐々に消えていってしまっているように感じました。大袈裟かもしれませんが、よく『知っていた』田舎な故郷こそが私の故郷であると思っていたのに、都会化してしまったのは、幾分か悲しく感じます。
それだけ故郷を愛し、故郷に対して何かしらのアイデンティティをもっているからこそ、そうした感情が発露してしまうのかもしれません。しかしながらこうした哀愁を感じることは、地方に生まれた人間にとって一つの喜びなのだと思います。故郷があるというアイデンティティがあれば、たとえ苦難があっても心の支えになるからです。
今日も故郷に関係する音楽を聴きながら、故郷を偲びます。