許認可

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高村

 弊社は会計事務所ですが、私は会計事務所の仕事以外にも、行政書士としての仕事も担当しています。

 行政書士とは主に書類作成の代行をする職業ですが、非常に仕事の幅が広く、行政書士が10人いたら10人それぞれ専門にしている分野が違うと言われています。そんな中で、私が携わっているのは主に各種許認可の申請です。

 許認可申請とは、役所などの行政機関に対し手続きを行い、特定の仕事をするための許可等を得ることです。免許(特許)、許可、認可、登録、届出と種類があり、先に挙げたものほど取得するのが難しくなります。

 似たような言葉で混同しがちですが、学問上の区別で説明しますと、「免許(特許)」は特別な権限や地位を与えること、「許可」は禁止されていることを解除すること、「認可」は行政がお墨付きを与え法律上の効力を持たせること、「登録」は行政の名簿に載せてもらうこと、「届出」は役所に知らせることです。

 ちなみに、運転免許証は「許可」に該当します。免許証が無いと運転してはいけませんよね。運転免許証を得ることによって、法律で禁止されている「運転」が出来るようになるわけです。当然、無免許だと罰せられます。対して「無認可」での行為は、法律で禁止されているわけではないので罰せられることはありませんが、役所のお墨付きが無いため法律上無効になってしまいます。

 話が逸れましたが、「免許(特許)」や「許可」については、それを与えるか否かについて役所の裁量が認められています。

 「認可」以下の3種は役所の裁量が認められていないので、要件を満たしていれば却下されることはありません。ただし、書類に不備があると受理されなかったり再提出を求められたりします。

 「登録」や「届出」は比較的簡単なものが多く、自分でやってしまう方もいますが、「許可」などはそう簡単ではありません。

 弊社は建設業許可申請を多く承っており、よく都庁に申請に行っています。そんな中で、ご自分で申請されている建設業者の方も稀に見かけますが、そうした方たちは、審査担当にやり込められていたり、それに反発して揉めていたり、残念な結果になりそうなケースが多いようです。認可以下でも要件の確認や書類の作成も手間になりますので、やはりプロである行政書士に任せて頂いた方がよいです。

 弊社で、建設業許可以外に主に代行している許認可は、外国人の在留資格、産業廃棄物収集運搬業許可、運送業許可、旅行業登録、宅建業免許、酒類販売免許などです。他にも多々ありますので、許認可申請の際はぜひ弊社TOP ONE行政書士事務所にお声掛けください!

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