武居
先日、私が15年以上前に勤務していた会社の同期の訃報を、喪中はがきで知りました。
退職後は年賀状だけの付き合いでした。それでも年に1度お互いの近況を写真入りの年賀はがきで報告し合っていました。
遠い空の下で頑張っている彼に思いを馳せ、今年は会えるといいな・・・などと、予定さえ合えばいつでも会えると信じ切っていた私。この訃報は頭から水をかぶったようにショックでした。
当時の同僚達にも連絡を取り状況を聞きました。彼がいなくなったという事実を皆それぞれ受け止め切れていません。しかし、彼の不幸を嘆くよりも、彼と過ごした日々を皆で思い出し笑って送ってあげよう、という前向きな姿が印象的でした。
今日が終われば、今日と同じくらい幸せな明日が必ずやってくると信じ切っていることが、愚かなことだということを思い知らされました。
あなたは去年の1月に立てた目標に近づけていますか? いつでも会えると思って疎遠になっている友人に連絡しましたか?
人生はたった一度きり。始まりも終わりも突然やってきます。いつでも出来る、いつでも会えるというのは、もしかしたら怠慢かもしれません。
期限付きの人生だからこそ、今年は1日1日を無駄にせず、自分と周りを大切にしながら駆け抜けようと思います。