武居
コロナの脅威が世界に拡大し、様々なことが変わりました。
その最たるものが働き方だと思います。
これについては、コロナによって変わったというよりは「もともとそのような働き方が実は出来たということに、コロナによって無理やり気付かされた」と言う方が正しいかもしれません。
そう、以前なら「自分の会社で在宅勤務なんて現実的じゃない」と思い込んでいたものが、緊急事態宣言など急な環境の変化で対応せざるを得なくなり気付いただけなのです。今までも本当はできたはずなのに「うちの会社には合わない、現実的ではない」と思っていたことでも、そこに強制力が加われば、実は可能だったことなのです。
この「できないと思っていたけれども、実は自分達がそう思っているだけで、もともとは出来るはずのこと」というのは、身の回りにも沢山あるのではないでしょうか。
今あなたの目の前にあるその仕事の進め方を「ほかの方法では出来ない」「あの方法では私たちの業種にはちょっと合わない」と思っているとしたら、それは今までの自分達の仕事のアプローチではできない・合わないというだけのことであって、本当ならもっとうまいやり方もあるのかもしれません。
今までの方法でうまくいかなかったのですから、そこに強制力をかけて無理やりでも方向転換するのは悪いことではないはずです。
それでうまくいかなくてもそのやり方で「うまくいかないことが分かった」というのは大きな収穫です。
「今までのやり方・今までの自分たちの軌跡」という色眼鏡を一度外して、ゼロから考え直してみませんか?