吉野
事務所の取り組みとして「おすすめの一冊」というものがあります。
大石会計事務所の取り組みは様々ありますが私は「サンクスカード」と並び、この「おすすめの一冊」というものを楽しみにしています。
どんな取り組みかというと、本当にシンプルで、毎月本を一冊読み、その感想を皆に伝えるものです。
マンガ、週刊誌、小説はなし、というルールの中で約50人の所員が感想を書くので、すごい情報量です。
毎月のことですから1年で相当な情報量になります。
本当に素晴らしいと勧める者、感想をただ書いてくる者、たぶん読みきれてないだろうなと感じる者と様々です。
私が楽しみにしているのは、「おすすめの一冊」を見つけることではなく、この取り組みから表れる人間性の観察です。個人の思考や表現力が出ます。
我々会計事務所の人間は知識が商品、品質であり、個人の思考は知識の次に位置するものかもしれません。
この取り組みの本来の目的は、いろいろな本を読むことで考え方が醸成されるものとして推奨、そして現在の取り組みになったと私は思っています。
(答えとしてあっているかどうかわかりませんが・・・)
題材として選んだ本が読みやすいものの場合は感想のための読書になっていることが多々、思考や趣向からか同じような本を読む者、チャレンジ精神からとても1か月で読みきれないもの、等々、毎月様々なものが、そしてその表現から人間性が垣間見えるようです。
私も見透かされているのかもしれませんね。
さて本題ですが、傍から見ると何をやっているのか、なんであんなことを一生懸命やっているのか、と見えることもありますが、何事にも一生懸命、そして真剣に取り組む、だから本質が見えるのではないでしょうか?
私が大石会計事務所を好きな理由はそこにあります。
簡単そうでいて、難しいこと。
副産物として、こういうことも得られます。
武田信玄公の言葉として残っていますが、
「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」
私はこんな大石会計事務所が大好きです、そして一緒に働いている仲間も大好きです。そして死ぬまでここで働きたいと思える自分が好きです。