仮説を立てる

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吉野

 ひとは現状に満足できず、不安を感じたところからいろんなことを考え始めるものです。それは「閃き」や「勘」、または「夢」といった本能の場合も往々としてある。

 しかし本能的なものはあくまでも希望的観測といわれる願望が入ってしまうため、現実的には達成できないことも多々あると思う。目標達成後のイメージや対策のアイディアとしては「本能による」ものは良い、だが足りないものがあると思う。

 では、どうしたらゴール、目標へ辿りつけるだろうか。それは目標達成までのヴィジョン、「仮説に基づくプロセス」が必要である。

 昨今、環境の変化(激変)はスピードアップしている。以前の、従来の、といった発想では遅れて、激変の波に飲み込まれる。そうではなく、将来(少なくとも中期/5年先)や未来(将来なりたいイメージ/追い続ける)をイメージすること、激変の波に乗ることが重要なことだと思う。今や、過去の延長線上に未来がない時代である。つまり過去の分析や経験に頼っても未来の予測は難しい。

「仮説」を立てることとは「絵にかいた餅」ではなく、本当の、本気の「経営計画」を創ること。「経営計画から仮説を立てる」、そしてPDCAサイクルの確立、そしてサイクルをまわし続けることが大切である。

 そしてもっと大切なことは、「理念や目的」である、ということも、忘れてはいけないことである。

 ある経営者からこんな言葉を聞きました。「今こそ、こんな環境だからこそ、しっかりと仮説をたてる、そして仮説の具現化を本気で行う、それが私のやるべきこと」。

 我々、大石会計事務所で働く人たちは「理念、目標」が近い人たちの集まりであるのだろうと感じることが多々あり、そして経営者である代表 大石も、ことある毎に「理念、目的」を口にし、本気で、必死にPDCAをまわそうとしてくれます。社員としてとても幸せであると感じます。

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