大石会計のHPで「所長のコラム」を書き始めたのは2004年6月でした。毎週月曜日にアップしているので、これまで累計すると900回以上書いたことになります。
書く行為にはすごい力があると実感しています。それは外向けのメッセージというより、書くことそのものが考える行為であり、自問自答でもありますから、他人をどうこうではなく自分自身の人生が豊かになったと実感しています。
コラムの原点は、29歳で開業した当初から、私の経営に対する考えを「Tax&Manegement」と題して顧問先様に送っていたものです。
当時は私も若かったので、「なにを偉そうに」とか「お前になにが分かるんだ」といった反応も多少はありました。私に実績が足りなかったのですから仕方がありません。
しかし、書き続けること、言い続けること、そして何よりも自分自身がその発信した内容に見合った経営を続けることで、今では負の反応はほぼありません。
大石会計の毎週水曜日の地域清掃にしても同じです。これは2008年から続いています。
はじめは「宗教っぽい」「偽善者」「売名行為」「選挙に出るのか」とつまらない批判が耳に入ってきたものです。批判する人たちには理解できない行為なのでしょう。
きっかけは数人の社員がまったくの善意から始めたゴミ拾い活動でした。それに私は胸を強く打たれました。有り難いやら、誇らしいやら、私は後から仲間に入れてもらったに過ぎません。
そんな奇特な社員、世の中にいるでしょうか。私は聞いたことがありません。稀有とはこういうことを言うのでしょう。
その自慢の社員たちが始めた活動ですから、私は気の向いた時だけ参加すればいいなんて軽い気持ちは少しもありません。雨の日やお客様直行以外では15年間一度も休んだことがありません。
今では地域の方から認知され、感謝のお言葉を頂戴することもあります。そんな社員たちには頭が下がります。