私は何ごとも度が過ぎるようで、家内からはよく「あなたはやり過ぎです」「ホドホドにしてください」と注意されます。
最近では、3月19日に参加する板橋シティマラソンに向けての朝ランでアキレス腱を痛めてタクシーで帰宅したときに言われてしまいました。
昨年11月の事務所を挙げて参加したつくばマラソンの際は、3年振りのフルマラソンに気合が入り過ぎて、出勤前早朝ハーフマラソンや本番2週間前の42キロ練習ランで股関節を痛めて欠場となりました。この時は「いい加減にしてください」と叱られました。
思えば、税理士の受検時代は、不安と焦りで食事も睡眠も不規則になり血便が出るほど机に向かったものでした。そんな過去も知る家内の言葉ですから素直に聞かなくてはいけません。
やり過ぎは私の性分なので出てしまいますが、適当なやり過ごし方も心得ているので肉体的にも精神的にもストレスは少ない方だと思います。
私は自分の人生を振り返ると、実力以上のご褒美をいただいている感があります。これは能力の差とか関係なく、他の人より少しやった(やり過ぎた?)結果かなと思っています。
普通の人は、やり過ぎる必要はありませんが、他人より少し明るく、少し早く、少し丁寧に、少し優しく、少し気を利かせ、少し粘る・・・そんな鼻の差の積み重ねがいいと思います。圧倒的な差なんていりません。
良くないのは、他人よりもいつも少し足りない人たち、つまり鼻の差で負けてしまう人たちです。でも、その平均ラインに少し足りてないことが本人には気付けないものです。
『過ぎたるは猶及ばざるが如し』(論語先進第11)・・・度が過ぎたものは、足りないものと同様によくない、程々がいいのだ。度が過ぎるのもダメ、足りないのもダメということですね。