大石会計では、事務所が大切にしている理念や行動指針が書かれている『クレド』が社員に配布されています。
そこには意識さえしたら簡単にできることもあれば、理念のように少しハードルが高いものもあります。どちらにしても事務所が大切にしていることですから絵に描いた餅にはしたくありません。
そこで考えたのが、クレドの20数項目について社員に朝礼で一人2分間のスピーチをしてもらうことでした。
社員が増えた今では2ヶ月に1回程度しか回ってこないスピーチですが、理念や行動指針を少し深いところで考えてもらうことに意味があると私は考えています。
クレドについて自分の考えや経験談を話すとなると、どの社員も前向きなスピーチを披露してくれます。自分自身の価値観とは多少違うところはあったとしても、これまで否定的に語った人はいません。それは会社が大切にしていることですから。
会社の方向性を大きく否定する人は、会社の方針や文化に合わないということですから苦しくなって遅かれ早かれ辞めることになります。もちろんそうあって欲しくないので、採用面接の場ではクレドを見せて2分間スピーチの説明もします。
社員同士が同じ言葉を聞いて同じ意味をイメージできる共通言語が社内に増えたら会社は必ず強くなります。
例えば、大石会計クレドの一項目に《スピード》という項目があり次のように書いてあります。
《スピード》
私たちは、お客様の期待を超えるスピードで対応します。時には精度よりもスピードが優先されます。
社長のみな様にはご理解いただけると思いますが、数字を疎かにしてもいいということではありません。経営判断にとっては早い情報に価値があることが多いという意味です。会計事務所社員は数字の正確性に拘り過ぎる傾向がありますが、私は決算時以外ではタイミングイズマネーの感性を社員に持ってもらいたいと伝えたいのです。
社内での共通言語、方向性の一致は多くの会社にとって大きなテーマです。大石会計はこれを朝礼の中に仕組みとして組み入れています。弊社の朝礼には、ご希望でしたら事前連絡の上でご参加いただけます。