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令和6年04月30日

 このコラムは2004年に大石会計のホームページ開設と同時に書き始め、約1000回書き続けてきました。

 はじめのうちはこうして掲載することには勇気が必要でした。書いたものが人様の目に触れた瞬間に責任が生まれると思ったからです。

 書いた内容そのものではなく、書いたことに違う私自身がいたら滑稽ですし、必ず批判されると思っていました。

 書いた通りにできないこともあるかもしれません。ただ自分の人生観に反することは決して書くまいと心に誓ってやってきました。

 書き続けた結果は、「口ほどにもない奴」か「中々やるじゃないか」は世間様が、そして何よりも一番身近にいる社員から放っておいても評価されます。というか、良きにつけ悪しきにつけ評価された結果が今なのでしょう。

 こんな話を聞いたことがあります。出会う男性がダメ男ばかりだった女性が、男性の見方を変えてから出会いが良くなったという話です。

 変えたのは、男性の言うことではなく、やることだけを見るようにしたのだそうです。つまり、何を言うかは無視して、何をやるかだけを注視したのです。

 最悪なのは口先で最もらしく綺麗ごとを語り相手を信用させ、その気にさせおきながら、ヤルことが伴っていない、もしくはヤルことが真逆の人です。いわゆる詐欺師的な人です。

 人を判断するのは、正しいことや美しいことを言う人ではなく、やっていることが正しく美しい人がいいですよね。私も心しなくてはいけません。

『その身正しければ令せずして行われ、その身正しからざれば令すといえども従わず』(論語子路第十三)・・・上にある者の主張や行動が正しければ命令なくとも民は従い、正しくなければ厳しい命令にも民はついてこないものだ。