今年もマラソン大会に参加してきました。事務所を上げての参加は9回目になりますが、昨年までの富士山マラソンから、今回からは主戦場をつくばマラソンに移しました。
年に一度のマラソンは強制参加ではありませんが、任意というほど緩いものではありません。入社時の面接で走る気のない人は採用していませんから、男性社員はほぼ全員フルマラソンに参加しています。
私のタイムは3時間50分5秒と、過去3年ではもっともダメな成績に終わりましたが、それでも学びが多いのがマラソンです。
事務所では、石川の3時間9分をはじめとし、女性の高城、参加2回目の中山の3人が見事に自己記録を更新しました。また初参加の田中も完走しましたから立派なものです。
石川は事務所でも1、2の仕事量を抱え、高城は保育園から小学生まで4人の育児と家事があり、中山は昨年パートタイマーで入社し自力で正社員の座をを勝ち取るほどの頑張り屋です。いったいいつ練習しているのでしょうか。
3人に共通するところは何一つ言い訳をしないことです。みんな仕事や勉強、家事に追われながら、出来ない理由でしたらいくらでも言えてしまいます。
マラソンと仕事とは一見すると何の関係もないようですが、私は間接的には大いに関係があると感じています。なぜなら、仕事もマラソンも本人の人生観の表現ですから、まったく別々のものではないからです。
優秀なビジネスマンはただ楽しく週末を過ごすのではなく、案外スポーツや音楽など仕事とは関係ないことをやっている人が多いものです。自己修養に時間とお金をかけているのです。それか、本当に仕事漬けの仕事人間ではないでしょうか。
マラソンは、本当に辛いスポーツです。速い人も遅い人も、それぞれの水準でみんな確実に苦しみます。事前の練習は目標が高くなるほど苦しみます。そして振り子の原理で、苦しみが大きいほどやり遂げたときの達成感も大きくなります。これは仕事も同じです。『苦中楽あり』ですね。