みなさまは、人類にとって最高最大の発明って何だと思いますか。製紙技術、印刷機、時計、発電機、麻酔、パソコン……。
私は“会社”と考えましたがいかがでしょうか。仕事そのものでもいいです。そこはお金(給料)をもらいながら技術や知識を身につけられ、人としても成長できる場なのです。
普通は何かを学んだり、教えてもらったりするにはお金を払うものです。学校、予備校、カルチャースクール、セミナー……お金を払わずに学べるところはありません。
学校ではお金を払いながら苦しい勉強やスポーツをします。税理士受験生の場合は大原やTACにお金を払って、死ぬかと思うほど勉強をします。
本気でやればやるほど楽しいなんて言っていられません。でも、その大変さや苦労に対して不満を並べる人はあまりいません。
しかし学校を卒業して会社に就職すると、今度はお金を貰いながら学ぶことになります。学びながらお金をもらえるのですからありがたい話です。それなのに新橋のガード下では、多くのサラリーマンが愚痴をこぼし合っているのです。不思議ですよね。
お金をもらわずに苦労しても不満は出ないのに、お金をもらいながら苦労すると不満が出てしまう。面白いですね。どなたか説明できる人はいませんか。
この世でお金を生む唯一の方法は仕事です。そんなありがたい仕組みは他にはないのです。仕事ですからただ楽しいだけなんてことはありません。将来に希望を感じられるかどうかが不満の原因かもしれませんね。だとしたら社長の責任は重大です。ああ、また緊張してきました。