平成元年の8月、大石会計事務所は国立で創業しました。おかげさまで、今月で創業25年を無事迎えることが出来ました。
いまは自慢の30人のスタッフで運営している事務所ですが、25年前は私と家内の二人だけの小さな創業でした。
折りしも当時の日本はバブル絶頂期でした。しかし、私たちにはお金がなかったので事務所も借りられず、新婚生活を送っていた木造2DKのアパートにPCとコピー機を持ち込んだだけの開業でした。
結婚したのは開業の前の年です。新宿に勤めていたので荻窪あたりでアパートを探したのですが、高い家賃に手が出ず、中央線を下って住んだのが国立でした。
新婚生活はすべてが節約でした。1週間の食費は5000円以内と決め、近くの都民生協に買出しに行ったものです。
自動車は知人から安く譲ってもらった小豆色のコロナで、トランクを閉めると錆がボロボロと落ちるような恥ずかしい代物でした。
25年の間にはいろんなことがあったので、少々のことでは驚かなくなりました。しかし、苦しいとか辛いと思ったことはありません。すべてが懐かしい思い出です。
社員に恵まれ、お客様や地域から支持され、私は本当にツイています。まだまだやりたいことは山ほどあります。このごろは、長く続けることに一番意味があると思うようになりました。