マスクを外せ

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 ここ数年の傾向として、電車の中や街中でマスクをする人が増えてきています。予防のためらしいのですが、なかにはひと冬どころか1年を通してマスクをして過ごす人もいるそうです。

 先日出席したある会社の会議では、病気でもないのにマスクをしたまま参加し、発言までマスクをしたまま行う社員がいたことに驚きました。

 きっと、マスクをしていてもコミュニケーションに影響はないと思っているのでしょう。しかし、自分の話を聞いてもらいたいと思うのでしたら、まずは顔ぐらい見せなくてはいけません。顔も見せることなく言いたいことが伝わるなど、あり得ないことです。

 メラービアンの法則というものを聞いたことがある方は多いと思いますが、簡単に説明しますと「話し手が相手に与える影響力には3つの要素があり、態度(表情、視線、ジェスチャーなど)が55%、声(トーンや語調など)が38%、話の内容(言葉の意味)そのものは7%しか影響しない」というものです。

 つまり何かを伝えようと思ったら、何を言っているのかが大事なのではなく、どのように言っているのかが大事なのです。

 マスクをしていることの何が悪いのか、と言う人がいることも承知していますが、マスクをしている人の表情は私には分かりません。また、言葉も聞き取りにくくなります。ですから工場や厨房勤務ならともかく、ビジネスマンでしたらマスクを外せと言いたいです。

 もちろん、どんな時でもマスクがダメだと言っているわけではありません。他人に感染症をうつさない気遣いは大切ですし、妊婦さんは自己防衛しなくてはなりません。しかし、風邪など病気に過敏になり身体を大事にし過ぎると反対に身体は弱ってしまいます。多少ウィルスや菌にさらされるほうが、かえって抵抗力がつくのではないでしょうか。

 最後にもうひとつ、マスクを取ったら女性がスッピンなんてこともあります。世の男性の期待を裏切らないよう手を抜いて欲しくはないです。

 この発言でまたお叱りをいただいてしまいますね。