昨日(4月21日)、事務所スタッフと3人で100キロマラソンに参加してきました。結果としましては、どうにか完走の目標を果たすことができました。
このレースは、「チャレンジ富士五湖」といって、わが故郷の富士五湖を走破する大会です。朝5時にスタートして19時までにゴールする、いわゆるウルトラマラソンというもので、私たちにとって初めてのウルトラ挑戦です。
前日は雪が積もり、当日は朝から冷たい雨が強く降る最悪のコンディションのスタートでした。ずぶ濡れの寒さがあまりに辛くて、どこかでリタイアすることになるかもと、ずっと考えて走っていました。やっと完走のイメージができたのは、雨が上がった70キロの関門を2分の差でクリアしたときでした。
フルマラソンでは予想もできないようなことが起こると、レース前に先輩ランナーが教えてくれました。足が言うことを聞かなくなる、足の裏が大変なことになる、マタズレをはじめいろんなところが擦り切れる、走りながら食べる(食べながら走る)ので胃が痛くなる、終盤は意識が遠くなる……。覚悟ができますから聞いておいて助かりました。たしかに、ダメージは半端ではありません。
先輩のアドバイスのひとつに、100キロマラソンでは必ず歩くことになるので早歩きの練習をしなさい、というものがありました。これも本番ではかなり役に立ちました。登り坂で、走っている人の脇を歩きで抜いてしまうのです。抜かれた人はガッカリではないでしょうか。
走り終えた今はただホッとしています。走る前でしたらなんとでも言えますが、結果があまりにも無様だと、社内に示しがつかなくなる不安も多少ありました。
一緒に参加した二人の社員は、一人が11時間30分で見事に完走。あと一人は私が2分差でクリアした70キロの関門を数分遅れで通過できずに強制終了でした。仕事が忙しい中、果敢にチャレンジした二人には敬服します。私と同様、奥さんたちにはこんな馬鹿げた行為は理解してもらえていない筈です。
それにしても、仕事もそうですが、何かにチャレンジし続けられる人生がいいですね。今年と同じ来年ではつまらなくなります。その意味でも、一緒にワクワクできる社員たちには感謝しています。
ちなみにですが、私は40日後に別のウルトラマラソンにもエントリーしてあります。今はとてもそんな気になれません。