採用

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 大石会計事務所では、採用に当たり経歴や経験はあまり重視していません。最も重視していることは、その人の持つ価値観が大石会計事務所の経営理念や文化に重なり合えるかどうかです。弊社は少し変わった会計事務所ですから、はじめから文化に一致はしていなくても大丈夫です。共鳴してもらえるのでしたら大歓迎です。

 弊社を称して「大石体育会系事務所」と言った人がいましたが、まさに体育会系がいいのです。上下関係、切れのある挨拶、フットワークの良さ、粘り強さ、積極性、明るさ、こんなものが身についていてくれたならありがたいものです。

 知識やスキルであれば、入社後の教育で身につけさせることもできるのですが、人生観や職業観などは滅多なことでは変わりません。その変わることのできない部分こそが、採用に当たって重視すべきことなのです。

 採用の失敗は教育では取り戻せません。会社に合わない人を採用したのでは後々おかしなことになってしまいます。考え方のベースとなる部分やいい習慣を、元から身につけている人を採用したほうがいいのです。

 これは社員教育の軽視ではありません。ベースとなる人格や習慣について、教育しなくても済む人材を採用したいのです。「5年後を支えるのは新規事業、10年後を支えるのは人」といいます。将来の勝ち組企業をつくるためにも、入社時の面接や適性検査にじっくり時間をかけ、自社に合った社員の教育に時間とおカネをかけたいものです。

 長野県にある、共栄電工という会社の話を聞きました。自主活動で腹筋120回、3キロマラソン、腕立て伏せ90回、スクワット100回を毎朝行っているといいます。これは良いとか悪いという問題ではありません。変わった会社ですから合わないと思ったら入らなければいいだけのことです。

 大石会計事務所でも、自主参加といいながら雰囲気は強制の週1回の駅前商店街の清掃、年1回のマラソン参加(フルマラソンが基本)が行われています。普通に考えたらあまり楽しくない活動ですが、もともとは一部の社員が始めたことが事務所の中心活動となったものです。それに合わない人は入社しませんし、批判的な人は退職してしまいます。会社にとって血が濃くなることはいいことなのです。