褒められたら誰でも嬉しいものです。いい気分になりまた次も頑張ろうと前向きになれます。時に天狗になってしまう始末の悪い人もいますが、いい効果があるのが普通です。

「褒めて伸ばす」とは昔から言われます。もっとも、褒められたら誰でも伸びるとは限りません。同じように褒められても、伸びの小さい人やまったく伸びない人もいるのです。しかし、一般的には人から褒められたらいい変化が起こるものです。大石会計事務所では、外部の方からいただいたお褒めの言葉は朝礼で披露することにしていますが、それも同じ理由からです。

　そして、社員同士で褒めあうこともまた大切です。出来ることなら、短所より長所に着目するのはいいことです。弊社の朝礼では『ホメホメタイム』と題して、くじに当たった人が20人の仲間から褒められるコーナーがあります。 ひたすらお褒めのシャワーを浴びまくるのですから、これで嬉しくないわけがありません。時に涙してしまう社員もいるくらいです。

　上手な褒め方のひとつに、すぐに褒めるというものがあります。反対に、数ヶ月も溜めておいてボーナスの時にまとめて褒めるというのは、上手くないやり方です。褒められた本人も忘れているほど昔のことを褒められても、褒められた行為が習慣化することはありません。

　私の来年の日本一宣言は『ホメる男日本一』です。褒めて誉めてホメまくって、周りの人たちに少しでもいい効果をもたらせたら嬉しいことです。そして何より、褒めている私自身にとって一番いい効果があるはずです。

　「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」……山本五十六元帥海軍大将