ツキを呼ぶ魔法の言葉

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 今年もまもなく年の瀬を迎えます。銀杏の葉が舞い落ちクリスマスの電飾が街を飾ると、いよいよ気持ちもせわしくなり、どの業界も放っておいても忙しい、つまり出会いの多くなる季節です。チャンスですから、どうか緊張感を持って乗り切って欲しいものです。

 年が明けて1月21日(土)は新年の恒例となりました大石会計事務所経営フォーラムが開催されます。今回は『ツキを呼ぶ魔法の言葉』で知られる五日市剛先生(工学博士)をお迎えしてご講演いただきます。内容も深いのですが、なにより学生時代に落語研究会に在籍していた五日市先生は聞く人を飽きさせません。

 数年前からこの『ツキを呼ぶ魔法の言葉』を大石会計関係者に1,000冊以上お配りしているので既に多くの方が読まれている本です。興味を持てずに読まずに終わっている人もいるようですが、それは大石会計の説明不足ですので反省してお詫びします。1時間で読めてしまうので、是非読んでください。

 近年本が売れなくなっている中で、この本は120万部も売れているのです。関連書籍を含めると300万部を超えるそうです。しかも書店で売られていないにもかかわらず、口コミだけで読者が増えているのですから半端ではありません。すご過ぎます。いい機会ですからまだ読んでいない人は一度読むことを、読んだことのある人は読み返すことをお勧めします。私も10回以上繰り返し読んでいます。

 多くのビジネスマンや政治家に影響を与えた本ですが、松坂大輔や浅田真央ちゃんをはじめにオリンピック級のアスリートやプロのスポーツ選手にも影響を与えています。石川遼くんは中学生の時に読んで人生が変わったといいます。結果がすぐ出るスポーツの世界では、「魔法の言葉」の効果が分かりやすいのでしょう。

 「日々の出来事に感謝する」、「今日もツイている」、書かれていることは当たり前のことかもしれませんが伊達に120万部も売れた本ではありません。とても意味深く、大切にしなくてはいけない本質を教えられます。

 いい出来ごとだけでなく、嫌な出来ごとに出合ったときにも「ありがとう」と言う。やってみれば分かりますが、たしかに嫌な出来ごとの後の「ありがとう」は負の連鎖を断ち切る力があります。とかく望まない出来事は続いてしまいがちです。「ありがとう」の一言で、頭に血が上っているときでも紳士として冷静に振る舞えるのですから不思議です。

 大石会計事務所経営フォーラムで新年に相応しい五日市先生の講演を聞き、2012年をみんなでツキの多い年にしようではありませんか。