大石会計事務所は、恒例となった河口湖マラソンに今年も参戦してきました。フルマラソンに13人、27㎞の部に6人、計19人が挑戦しました。元々は長距離走が好きな社員なんて一人もいませんでしたが、今では進んで参加しようという社員が増えているのですから、変わった事務所だと思います。一部の社員にとっては迷惑な話かもしれないけれど、ありがたいことです。
結果はというと、一人を除き全員が完走できました。その一人も、気がついたら救護施設のベッドに横たわっていたというのですからみんな真剣過ぎます。事故が起こらないように気をつけなくてはいけません。
大石会計の昨年までの実績では、フルマラソンのサブフォー(4時間切り)は一人しかいませんでしたが、今年は一気に6人も達成できました。事務所内最高タイムはIくんの3時間29分11秒でした。
なぜこんなにサブフォー達成者が出たかというと、その原因は目標設定に尽きます。人生や企業経営にも通ずるところですが、少し高めの目標を設定することが肝心です。完走だけを、簡単にできることだけを宣言していたのでは好タイムも大きなことも成し遂げられません。
昨年までの大石会計は一部の社員を除き完走することが目標でしたから結果は平凡なものでした。私自身も初フルマラソンとなった昨年の大会では、5時間切りという平凡な目標に対して結果は4時間44分でした。2度目の今年は高らかにサブフォーを宣言していましたから、結果3時間48分52秒で走り切ることができました。もしも3時間45分を目標にしていたら、また違ったものになっていた気もします。遠慮がちな目標設定であったり、そもそも目標がなかったりしたらそれなりの結果しか得られません。
それにしても、速く走るランナーはすごいなとは思いますが、それに感動することはありません。むしろ5〜6時間かけて必死に走り切るランナーにこそ感動があります。たった数時間の間に様々なドラマが展開されます。マラソンに参加されなくても、沿道やゴール地点で観戦するだけでも下手なドラマよりよほど楽しめます。
大石会計のランナーにも走り切って涙とともにゴールした者が何人かいます。感極まったのか、苦しかったのか心中は分かりませんが、色んな思いが交錯しているのだろうと思います。見ている者もその姿に感動するしかありません。