支持率暴落

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「必ず幸せにしてあげるよ」と甘い言葉でプロポーズ。男らしさはあまり感じないけれどいい人のようだからこの人に懸けてみようかしらと結婚してみたら、レストランの注文にも迷ってしまうような決断力のなさにガッカリ。

 昨年の衆議院選挙で「こっちの水は甘いぞ」とばかりのマニフェストで票を集め大勝した民主党。普天間問題で右往左往している様はまさにこんな感じではないでしょうか。大きな期待を背に船出した民主党政権でしたが、いまや政党支持率も内閣支持率も急落です。なんだか結婚詐欺にあったような気分です。

 高速道路無償化と言っておきながら結局2000円均一だと言い出す始末。日ごろ高速道路を利用するわたしにとっては無料どころか値上げですから聞き間違いかと思ってしまいました。

 待っていたわけではありませんが、我が家にも届いた子ども手当の通知。この手当はいったい誰のためのものでしょうか。一瞬、家内と受け取りを拒否しようかという話になりましたが、拒否する理由もないので結局はもらうことにしました。まったくありがた味のない手当です。

 そして郵政民営化見直し、これも公約ですから仕方ありませんが、郵政民営化賛成論者のわたしには、亀井静香郵政金融担当大臣の言いたい放題の屁理屈にはうんざりしてしまいます。東大出身の元警察官僚とは思えない傍若無人な態度は、見ていて滑稽ですが誰かブレーキをかける人はいないのでしょうか。

 国の人口が減り、借金が増え、鳩山首相や亀井大臣の若いころのように輝ける未来を予感できない子どもたちは本当に気の毒です。我が国が本当に厳しい状況になったときに、若者たちが国を捨てて海外で生活する、そんなことにならないように夢のある国家運営をしてもらいたいものです。本当の意味で国民に優しいビジョンを示してくれたら国民の多くは5年や10年の我慢を受け入れるのではないでしょうか。

 国家の予算を自分の財布のごとく使い切る官僚と、ビジョンを示しきれない政治家に我が国の将来を憂いてしまいますが、国民も目先にとらわれずに、30年後の子どもや孫たちの時代をイメージして選挙に向かわなければならないと今更ながらに思ってしまいます。いまから夏の参議院選挙が楽しみです。